2010年12月10日金曜日

ジャカルタ紀行(1)出発~到着

2010 11/15(月)
12時成田発のジャカルタ直通、ガルーダインドネシア航空885号便に搭乗するべく
成田にてバリサンドと待ち合わせ。
空港の荷物検査に並ぶ人の顔ぶれはほとんどがリゾート感を漂わせている。
この便はジャカルタ直行であるものの、バリ島への乗り換えがあるため、ほとんどの人が
バリへ向かうのだろう。
しかし、今回の目的地はバリではなく、FUNKOTの聖地・ジャカルタである。
今回こそはルーツを突き止めてみせる。本場のDUGEMを体験してくるぞ・・・

しかし、そんな決意をよそに、でっかいサングラスとタオル地(?)のピンクと黒の上下を来たギャル二人が我々の地平を軽く超えた会話をぶちかましていた。

「今度やるさー、世界のナベアツの映画、マジ観たいんだけどー。」
「ねー、知ってる?松島奈々子の出るゴーストの主題歌あれ平井堅が歌ってんの。
ヤバくない?チョー聴きたいんだけどー。」
「バリとか言って、もうあんまりテンションあがんないんだけどー。」

脱帽、というか無敵だわ。

多分バリ島で現地の悪い奴にレイプとかされても、カジュアルに「まぁ気持ちよかったからいっかー」
ぐらいで済ませそう。マジ無敵無敵ッズ

あとは、ジャカルタに里帰りすると思しきインドネシア人、ギターなどを抱えたミュージシャンなども居る。たいがいはOLとかリゾートゴルフ目的と思われる定年後を悠々自適に送ってそうなオッサン達ばかりだった。

12:10、航空機はついに離陸。
機内でさっそくフライトエンターティメントのチェック。
インドネシア映画がやっているらしい。
その名も「RED COBEX」。

英語字幕つきだったので、話は分かったが、肝っ玉母ちゃん meets 野良猫ロックみたいな映画で、70年代の東映映画のようなベタベタなギャグやアクションが詰まっておりとてもパワフルであった。




そして、ドニー・イェン、サモハン主演のクンフー映画。ブルース・リーの師匠である葉門の伝記、
葉門伝2を鑑賞。これは良かった。最後、少年ブルース・リーが入門してくる所でおわるニクい仕様。
そして、インドネシア製のグラフィックだけは結構すごいけど単なるブロック崩しだったり
左右に動かしてボールを落とさないようにするだけ、みたいなゲームを攻略しつつ
七時間のフライトの末、ついにジャカルタはスカルノ・ハッタ空港に現地時間17:50到着。


うっひょー!アガるー!はるばる来たぜジャカルタへ!
降りた途端に蒸し暑さが。そうか、ここは冬のない国。

空港では予想通りというか、ほとんどの日本人(無敵ッズ含む)はバリ島への乗り換えで、ここで降りる日本人は我々ともう一組、それからほとんどがインドネシア人だけであった。
みんなジャカルタ嫌いなんか・・・?
出口で今回の旅をフルサポートしてくれる謎の人物、ジャカルタ先輩に出迎えてもらう。
ジャカルタ歴五年のジャカルタ先輩から宿舎へ向かう途中の車内で、ここではとても書けないような
話から、インドネシアの音楽と歴史、政治との関わり合いなど様々な話を聞かせてもらう。

感想は

「この国はすべてがデタラメじゃねーか・・・・」


 



車内から撮ったジャカルタの景色。
超近代的な高層ビルが立ち並ぶ。バリには無かった都会的な景色だ。


大渋滞の中路肩を走ったりして一時間少々走って宿舎に到着。
逗留先はジャカルタの中心地から南。
金持ちの学生などが利用するアパートを特別に短期でジャカルタ先輩の力で借りてもらった。
住所は JL. KARET PEDURENAN MASJID Ⅲ NO.42 D'METOROPOLE

ここが我々のこれからの二週間の拠点となる場所だ。



ここはMAL ANBASADOR, ITC KENINGANという巨大なモールの近くにあり、買出しには困らない。
屋台や食堂もそこかしこに出ており、非常に便利なところである。
荷物を置き、早速ITC KENINGANにて生活必需品を購入することにした。
モールといっても、「市場」がそのまま建物に入ったような状態で一つ一つの店舗は非常に小さく、雑然としている。陳列されているもの全てが新鮮で面白い。

CD、VCD、DVDを売る店も多数あるが、おそらくほとんど海賊版
そしてどこの店も音楽を爆音で流している
かかっているのはトランスともハウスとも付かない、謎のビートの音楽であった。
そして肝心なFUNKOTだが、ジャンルのHOUSEのコーナーにFUNKOTのMIX CDがフツーに売っている。

ここは天国か!?

とりあえず、現地連絡用の携帯電話を150.000ルピアで購入。プリペイドカードを買い、
まずは連絡手段を確保する。




モールの地下にある巨大スーパー、カルフールにて日用品や食料品を買い込む。
モールの入り口にはいきなりバイクが置いてあり、アジア仕様のKAWASAKIのNINJAなどが
並んでいる。かなり高価なモノなので、現地の若者にとってはアコガレの的だ。




カルフールはとにかく無駄にデカいイス並べすぎ。



サンダル並べすぎ。

店内に溢れるモノ・もの・物。

ジャカルタ先輩いわく「ジャカルタでは、無いものを探すほうが難しいよ。」とのこと。

インドネシアをナメてたバリサンドはシャンプーなどの日用品を日本で買ってきたことをマジ後悔。
全然安いしね。

さて、どこに行ってもまず目が向くのは異性。
カルフールの店員の黄色いポロシャツとピッタリしたブラックジーンズがただでさえ良いインドネシアの女の子のスタイルをさらによく見せる。マジでcantikやで・・・!
中には全身に黒い布をまとった敬虔なムスリムの女性もいた。
日本ではまず見かけない光景だ。
得体の知れないカップめんやお菓子、ジュース。
トイレットペーパーやタオルそのほかの生活必需品をとりあえずそろえた我々は一旦METROPOLEに戻り、ジャカルタ先輩の知るお勧めの店で食事に行くことにした。

タクシーで15分ほど北上したところにそのレストランはあった。
系で言えば、日本のオリエンタルキッチングループのモン○○ンカフェみたいな感じだが、
何しろレベルが全体的に違う。置いてある調度品がホンモノ。
そして清潔かつ雰囲気のいい店内。
そして、日本の定食ぐらいの値段でインドネシア各地のモノホンのインドネシア料理(そりゃそうだ)が味わえる。

こんな店東京にもねえだろ・・・・

とまず、ジャカルタの超かっこよくてオシャレな側面を見せつけられるのだった。
腹を満たした我々は軽くDUGEMを味わいに。

そこでジャカルタ先輩が提案したのは「イグアナ」というDANGDUTバー
そこでは生演奏のバンドが入り、ステージでは女の子が歌っていた。

これが入り口にあったシンガーを紹介する看板。




ほんまcantikやで!(何故か関西弁)
ここではシンガーがホステス的なものも兼ねており指名すると横についてくれる。
今思うと、俺の横についてたのはこの写真の右下の娘だった。
マジかわいかったなー。

で、どうしたか、というと、ほとんど英語は通じないし、日本語なんてもってのほかだ。
なので、俺は得意のダンドゥット知識を繰り出して、曲名だけで彼女をロック。

曲のリクエストをすればいくらかのお金を払って
生バンド演奏で歌ってくれ、さらに一緒に踊ってくれるのだった。

店内の様子はこんな感じ。



ビデオで俺が言ってる「goyang goyang」っていうのは腰をくねらせる踊り方ね。

で、ここでcinta satu malamやらSMSやら歌ってもらって、かなり散財しつつも満足。

初日からどうなってんだ、これ!?という感じで宿舎に戻るのであった。
さて、初日から情報量が多すぎてどうにかなりそうだが、明日は何が待ち受けるのか。。。
続く!

今回の一曲。


SMS
ハウスダンドゥット最大のヒット曲。
ダンドゥットバーでも歌ってもらいました。


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