最近soundcloudなどで大量にREMIXが出回っている「NENG NENG NONG NENG」という不思議な楽曲。
去年のCHAIYA CHAIYAの大ヒットを思わせる現象だが、このたび情報収集によって謎が解けた。
この「ねんねんのんねんのなの ねんねんのんねんのなの♪」という耳にこびりついて離れない楽曲は、オーディション番組「アメリカンアイドル」のインドネシア版の「インドネシアンアイドル」で発掘された。
まずはこの動画を見てもらいたい。
このギターで弾き語りしているどう見てもサエない少年はパン屋で働いているM Ridho君。
インドネシアンアイドルに出演して彼は「ねんねんのんねんのなの~」という不思議な歌を
歌いだす。
当然あっけに取られる審査員達。
しかし、この左側のスキンヘッドのヒゲ男は違った。
彼はインドネシアの人気バンドTRIADのリーダー Ahmad Dhani。
しばしあっけにとられていたが、彼はこの楽曲の良さに気付くと
50000000ルピア(日本円で500万円、インドネシアの貨幣価値で言うと5000万円程度)
で彼の楽曲を買い取る契約を申し出る。
一夜にしてパン屋の青年は大金持ちになり、話題性もあってこのNENG NENG NONG NENG
はTRIADの手によってインドネシアで大ヒットを達成する。
まさにインドネシアン・ドリーム。
今では老若男女がねんねんのんねん~だ。
さらにRidho君はRidho君でインドネシア中の人気者となりテレビ番組で歌を披露している。
(若干着てるものが豪華になっている!)
しかし彼自身は全然歌がうまくないのがポイントだ。
そこで抜け目ないのがインドネシアのDJ達である。
流行りものは一瞬で取り入れる。この姿勢がインドネシアのダンスミュージックの基本。
日本のFUNKOTERもこのチャラいサービス精神を忘れてはいけない。
さっそくたくさんのリミックスを作りはじめ、今ではSOUNDCLOUD上だけでも
カバー、リミックス、録音を含めて50曲以上アップロードされている。
SOUNDCLOUDでNENG NENG NONG NENGを検索
大半がダッチやブレイクビート(プロコット)が多いが、
今、インドネシアのフロアはこのNENG NENG NONG NENGに沸いている!!
さあ君もファンコットのイベントでこれがかかったら大声で歌おう。
ねんねんのんねんのなの ねんねんのねんのなの ねんのんねねん~
最後にTRIADによる完成されたバージョンを張っておきます。
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